[OSGeoJapan-discuss] QuantumGIS OpenLayers とOSMプラグインについて

Yoichi Kayama yoichi.kayama @ gmail.com
2011年 3月 18日 (金) 20:14:48 EDT


皆様
かやまです

清野さんコメントありがとう

本当は本日のOSMイベントでQGISのOSMプラグインについてLTするつもりでしたが、ほとんど使ったことないのが
わかってしまいました(汗;

ちょいと昨日からQGIS OpenLayersプラグインを使ったBing読み込みとOSMプラグインの連携を試行錯誤していたの
ですが、現状ではBing読み込み −> OSMプラグインでのトレース −> OSMへのアップロードという道筋は検証
できておりません。



最初に QGIS OSMプラグインでのノードやウェイの入力編集ですが、あまり使い勝手がよろしくありません。
JOSMのほうが軽快に動いて編集作業がやりやすいです。(OSMデータの編集はQGISネイティブの編集機能とは別に
プラグイン内で独自編集機能をもっています、QGISネイティブのベクトル編集機能は同じマシンで動かした場合とても
軽快です) ですから私の感覚ではQGISをOSMのために利用する場合はOSMレイヤの編集を行うよりはQGISのネイティブ
ベクトルレイヤで編集を行い、それをOSMレイヤに変換して利用するという使い方(または様々な形式のデータをQGIS
にロードした後でOSM形式に変換してアップロードする)という用途の場合利用するというのがいいと思います。

以下はQGISのプラグインの細かい動作の関係の話ですので忙しい人とかJSOM使いまわしている人は
読む必要ないです。

あとOpenLayersプラグインでBingを読み込むと、QGISプロジェクト座標系がGoogleメルカトル(EPSG 900913)に強制的に変換
されてしまうようです。OpenLayersプラグインでBingを(GoogleやOSMも読めますが)読み込む場合、最初にプロジェクトをWGS84
かなにかで作成してオンザフライプロジェクションを有効にした上で作業したい領域近辺のベクトルファイル(なんらかのshapeファイル
がいいでしょう)をQGISプロジェクトに読み込んでおきます。それからプラグインメニューのOpenLayersプラグインで Add Bing Aerial
Layer を選択するとBingをQGISに読み込みます(先にベクトルを読み込んである程度場所を決めておかないとBing読み込みに
失敗します)。この時にプラグインの仕様なのか座標系がGoogleメルカトル(EPSG 900913)に強制的に変換されます。

この状態でJSOMと同じようにOSMからデータをダウンロードしてきて、ダウンロードしてきたデータに新たにポイント、ライン、
ポリゴンを追加してタグを設定することができます。ここで座標入力はスナッピングモードというのがデフォルトで有効になって
います。スナッピングモードというのは既存のラインやポイントの上に点を置くモードで、このモードの時は全然関係ない場所に
点をデジタイズできません。ウィンドウズの場合コントロールキーを押している間はスナッピングモードが解除されるので、マウスと
コントロールキーの操作を同期させながらのデジタイズ作業に慣れる必要があります。
あとJSOMとの違いはダウンロードしてきた既存データのタグ編集や座標の編集はできないようです。
またラインの入力では途中のラバーバンドや入力途中の軌跡が表示されないので入力終了するまでラインの様子がわかりません。

追加作業が終了してOSMアップロードというボタンをクリックするとユーザー名、パスワードを指定して編集結果をコミットできるようですが
Bad Request - The node is outside this world   というエラーメッセージが返ってきてアップロードできません。
もしかして緯度、経度でアップロードしなきゃいけないとこをGoogleメルカトルでアップロードして失敗しているのかもしれないです。

というような動作確認の現状です。








2011年3月18日12:30  <say.no00 @ gmail.com>:
> 清野です。
>
> 先日QGISでOSMのマッピングをやろうとしたのですが、
> QGISの機能なのか、新規のベクタレイヤーをOSM用に作成しようとすると、
> 先に使用するタグを全て決め打ちにしなければならないようです。
> これはGISという性格上仕方ないのかもしれません。
> (同一レイヤー内の属性テーブルを統一するため)
> ですので、QGISでOSMマッピングをする時は、
> ひたすら建物、などといったように、
> タグの構成が同じものをひたすらマッピングするスタイルになるかもしれません。
> もちろん、タグの組み合わせ毎にレイヤーを用意すればごちゃまぜでもマッピングは可能です。
> アップロードはまだしてませんが、レイヤーの枚数分アップロード作業が必要かもしれません。
>
> 以上です。
>
>
> On 2011/03/18, at 10:01, "Toru Mori (森 亮)"<moritoru @ orkney.co.jp> wrote:
>
>> かやまさん
>> 森亮です。
>>
>> わかりやすい説明、ありがとうございます。
>> QGISのデジタイズ機能はとても充実しているので、とても強力なツールになると思います。
>> QGISのユーザーの方には是非伝えたいので、GIS学会のMLなどにも投稿していただけないでしょうか。
>>
>> 皆さん、まわりのQGISユーザーにもぜひ知らせてください。
>>
>> よろしくお願いします。
>>
>> On 2011/03/18, at 9:13, Yoichi Kayama wrote:
>>
>>> OSMの皆様、OSGeo.jpの皆様
>>>
>>> かやまです
>>>
>>> 少し前にシアトルの今木さんからの英語メール転送がありましたが
>>>
>>> シアトルNOAA 今木さん  昨年FOSS4G Tokyo Osakaに来ていただいたブラジルのLuizMottaさんの
>>> ご尽力で QuantumGIS でBingのイメージを利用できるようになりました。
>>>
>>> QuantumGIS の OpenLayer プラグインをLuizさんが改良してくれたおかげです。
>>> QGISのプラグインリポジトリにあるOpenLayersプラグインをインストールすると今まで利用できなかったBingが利用できるようです。
>>>
>>> QuantumGISにはOSMプラグインがあります。QuantumGISの通常のレイヤデータをQuantumGIS内のOSMデータに変換して
>>> OSMのサーバーにアップロードできます。
>>>
>>> ですからQuntumGISの編集機能に慣れている方ならばQuantumGISを使ってBingをトレースしてOSMサーバーに
>>> アップロードすることができます。
>>> またQuantumGISは膨大な形式のデータをサポートしております。
>>> デリミテッドテキストプラグインとかを使うと緯度経度が記入されているCSVファイルをQuantumGISの地図データとして
>>> 読み込むこととかもできます。
>>>
>>> QuantumGIS内ではデータをOSM用に変換してOSMサーバにアップロードすることができますからデータ変換ツール
>>> としてはとても優れたものです。
>>>
>>> ユーザガイドの日本語訳は終了しましたが、それのHTMLを置いてある弊社サーバが川越停電のせいでほとんど
>>> 稼働できないのでどこか別のとこをこれから探します。
>>>
>>> ただしJSOMの作業に慣れている方はJSOMでの作業を続けられたほうがいいと思います。
>>> データ変換やGIS系の作業のとまえにはQGISは強力です。
>>>
>>> 川越停電頻発と南大塚陸の孤島化で出社、退社がものすごく困難になってきております..
>>> 今日はこれから出社するつもりですが、出社後にこのあたりの作業がどうできるか検証してみます。
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