Re: [OSGeoJapan-discuss] 【震災PJ】データの一次解析アイディアについて

Takeshi OSAWA arosawa @ gmail.com
2011年 3月 21日 (月) 04:18:16 EDT


奈良崎さま
みなさま

さっそくご意見ありがとうございます。
まさにそうですね。データをいじって何らかの結果が得られたら、
次に結果をどのように発信するかが課題になると思います。
その場合、結果にどこまで責任が持てるか という問題も出てくるので
出す結果も慎重にする必要があるでしょう。

とりあえず現時点では出せる材料を用意しておくしかできないのですが、
コネクションというか、現場の要望みたいなものを吸い上げることができれば
それに合わせた情報を提供することができるかもしれません。

明日には通常に出勤しますので、公的に何かできないかを
考えてみます。

何かリアクションがあったらご連絡ください。

よろしくお願いします。

2011年3月21日17:08 奈良崎 優 <mnara-260116 @ kamakuranet.ne.jp>:

>  大澤様
> 奈良崎です。
> 私の雑感なので、無視してもらって結構です。
> 解析をするにあたって、援助物資やボランティア派遣先の意思決定する部署とのコネクションが最初に必要だと思います。
> そうでないと、解析結果を使ってもらえないと思います。
> ボランティアは、市町村のボランティアセンタ(社会福祉協議会の下)が管理すると想像します。
> 岩手県の三陸の市町村は、混乱を招くとして他地域からのボランティアは現在禁止になっていますが、まもなく受け入れが始まるでしょう。
> http://www.iwate-shakyo.or.jp/cgi/vc_news.cgi?f1=1300597576&f2=iv01
> 以下は、久慈市のボランティアセンタのURLです。
> http://www.kuji-shakyo.jp/topix/vc.html
> そこで、ボランティアセンタの指示に従い、それぞれの避難所に出向くと想像します。
> こことコネクションが取れないかやってみます。
> 後藤先生のもりねっとにも登録メールを出したのですが、まだ返事が来ません。
> http://sns.city.morioka.lg.jp/community/?bbs_id=300
>
>
>
>
>
>
> ----- Original Message -----
> *From:* Takeshi OSAWA <arosawa @ gmail.com>
> *To:* osgeojapan-discuss <osgeojapan-discuss @ lists.osgeo.org>
> *Sent:* Monday, March 21, 2011 1:10 PM
> *Subject:* [OSGeoJapan-discuss] 【震災PJ】データの一次解析アイディアについて
>
> みなさま
>
> 大澤です。長文失礼します。
>
> 裏でこそこそ解析をやっていて、ちょっと興味深い結果が出てきたので展開します。
> 国立環境研の赤坂さんと私でやってみました。
>
> 結論だけいうと、県を単位にした場合、被害が大きい県ほどメディアの情報が多い傾向に
> あるのに対し、市町村単位にすると、被災者数とメディア情報量が必ずしも一致しないという
> 結果が出ました。最下部に方法と結果の概説を貼り付けます。
>
> shpもアップしておくので、興味のある方はご参照ください。
> http://122.218.96.44/dav/osawa0321.zip
> 非常に粗い手法&結果ですが、誰でも比較的簡単に実施できる解析として
> 一つの方向性にはなると思います。
> また、全てフリーで入手できるデータを利用しています。
>
>
> データをいじっていて感じたのですが、既に出ている被害統計情報を
> GISデータに整備する必要性を感じました。
>
> ほぼ全ての情報は数字の羅列として公開されていますが、それだけだと全体傾向を
> つかんだり、重ね合わせ解析を行うのが困難です。つまり、GIS屋や解析屋にとって
> うれしくない形式だということです。先の幾何補正作戦における地理院の公開方法と同じ問題が存在します。
>
> ということで、お手すきの方がいらっしゃいましたら、避難者数、行方不明数といった
> 統計情報を地図情報化する作業にご協力ください。
>
> とりあえず宮城、岩手、県単位の3/20時点避難者数はshp化しましたが、これは
> 刻一刻と変化していく値なので、適宜アップデートしていく必要もありそうです。
>
>
> みなさんのご意見もお願いします。
>
>
> ------------------
> ●目的:救援努力のギャップ 救援が特に遅れている地域を既存情報から推定する
>
> ●仮説:メディアによる情報が少ない地域は、救援がいきわたっていない地域である可能性が高い
>
> ●方法:3/19-20時点で入手できた各種被災地情報と、インターネットによる検索ヒット数を比較
> ○用いたデータ:
> ・宮城県、岩手県から公式発表された被災者数(避難者数hinansya)※1
> ・google crisisresponseで公開されていた避難所マップ(避難所数 shalter)※2
> ・国土数値情報 行政界(解析単位 県Prn/市町村Cn2)
> ・国勢調査速報値(人口population/世帯数setai)※3
>
> ○検索方法
> ・適当なキーワードでgoogle newsを検索 ヒット数をメディア情報量の指標とした。
>     ・キーワードは、県単位のとき『"東日本大震災" AND "●●県"』※4
>     ・市町村単位のとき『"東日本大震災" AND "●●県" AND "市町村名"』(Hits1) / 『"東日本大震災" AND
> "市町村名"』(Hits2)
>     ・検索対象は日本語ページ/googleニュース/1週間以内の結果
>     ・検索は3/20 20:00-20:30に実施
>
> ○評価
> 避難者数、避難所数、ヒット数の関係を検討。必要に応じて人口、世帯数も考慮
>
> ●結果
> ・県単位では、おおむね避難者数とメディア情報数は同じ傾向にある
> ・市町村単位でも、宮城県はおおむね同じ傾向
> ・岩手県は不一致が大きい印象
> ※5
>
> 以上
>
>
> ※1:データ整理の手間から、被害が特に大きい2県に絞った。
> 行方不明者数は不確定要素が大きいので使わなかった。
> なお、レコードが0になっている地域は、NODATAである場合がある
>
> ※2:現時点で頻繁な更新がなかったため、OSMではなくgoogleを使った、
> 避難所の規模(収容人数)は考慮していない。
>
> ※3:合併や小集落(郡)の影響で、全ての行政単位に値が入らない場合があった。
> (たとえば国勢調査では●●郡でまとめられているが、行政単位は複数の村がある場合がある)
>
> ※4:地震名のキーワードは事前にキーワードのみで検索を行い、最もヒット数が多かった
> ものを採用した(ほかに東北大震災、関東東北大震災、東北関東大震災を試している)
>
> ※5:統計解析は行っていない。地図での見た目から判定
> (いくつか試したが、飛び値や抜け値もあり、あまり意味がないと判断した。)
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