Re: [OSGeoJapan-discuss] QGIS1.4.0のトラブルについて(解決しました!)
Hayato IIJIMA
hayato.iijima @ gmail.com
2010年 4月 21日 (水) 04:03:47 EDT
嘉山様、皆様
> ご報告ありがとうございます。
> コンピュータシステムの障害の状況を他人に伝えるのは、何を伝えたらいいのか取捨選択することが
> むつかしいですね。
すいません、多分に余計な情報や、逆に必要な情報が前のメールでは不足していたと思われます。
> OSGeo4W版をインストールしたら問題は解決したとのことですが...
>
> 問題が発生したのはスタンドアロン版(QGISのダウンロードページにあるやつ、生態学会で配布したCDR,
> QGIS日本語化プロジェクトのページからダウンロード)のどれかでしょうか?
> それとも以前もOSGeo4W版で問題が発生したのでしょうか?
以前もOSGeo4W版でした。そして一度オンラインインストーラーを使ってUninstallで削除し、残っていたフォルダも完全に削除した後、OSGeo4Wでもう一度インストールしたところ、今度は上手くいきました。いまいち理由がよくわかりません。
> 2010年4月21日16:25 Hayato IIJIMA <hayato.iijima @ gmail.com>:
>> 嘉山様、今木様、皆様
>>
>> 今木様に質問をさせていただきました、山梨県森林総合研究所の飯島と申します。まず、非常に曖昧な質問をしてしまったことに対してお詫びを申し上げます。そして、昨日QGISを再インストールしてみたところ、問題としていた点が解決してしまいました。お騒がせして申し訳ありませんでした。ですが、何かの参考になればと思い、以下長文になりますが、昨日まで解決していなかった問題の状況を述べさせていただきます。
>>
>> 【QGISで実行したいこと】
>> ・異なる由来の地図をQGIS上で重ね合わせる
>> ・重ね合わせた地図について、片方の地図(ベクタ形式の点データ)の点の周囲にバッファを発生させ、バッファに含まれる別の地図のデータ(ベクタ形式のポリゴンデータ)の面積を集計したい
>>
>> このうち、QGIS上で異なる由来の地図を重ねて表示させることは、On the
>> Fly投影をOnにすることによって、再インストールする前のQGIS ver.
>> 1.4.0でも実行できました。2番目の、片方のレイヤの点から発生させたバッファに含まれる他のレイヤの値を集計することが上手くいっていませんでした。この要因は、それぞれの地図の測地系が統一されていないことが原因であると考えました。そこで、まず両方のレイヤの測地系を平面直角座標で統一しようとしたのですが、再インストールするまでは測地系の定義が上手くいっていないようでした。
>>
>> 【実行環境】
>> ・OS: Windows XP Service Pack 3
>> ・筐体:Panasonic Let’s note Light CF-W2
>> ・QGISのバージョン:1.4.0 Enceladus
>> ・QGISの入手方法:QGISの公式ホームページ(http://qgis.org/)から、オンラインインストーラ(Windows -
>> OSGeo4W)をダウンロードし、インストール
>>
>> 【使用した地図データ】
>> ・国土数値情報(http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/jpgis/jpgis_datalist.html)で、JPGIS準拠のデータから取得した、平成18年度世界測地系版土地利用細分メッシュの山梨県部分(L03-b-06_5338-jgd.zip)。地図の測地系は、JGD2000で緯度経度。
>> ・GPSで落とした調査地(14地点)の位置データ
>> これらを、以下に述べる方法でQGISに読み込んだ。
>>
>> 【地図データのQGISへの取り込み方法】
>> ・国土数値情報のデータ:同サイトで配布されている、ksjtoolを用い、shpファイルに変換
>> ・平面直角座標・緯度経度オンライン変換(http://www.n-survey.com/online/xybl.htm)サイトで、GPSの緯度経度を平面直角座標に変換し、それらをMicrosoft
>> Excelに打ち込んで、csvファイルとした。これを、「デリミティッドテキストレイヤの読み込み」プラグインでQGISに読み込んだ。
>>
>> 【作業手順】
>> 最終的には、GPSの点データの周辺に「ftoolsプラグイン」に含まれる「空間演算ツール」の「バッファ」でバッファを発生させ、発生させたバッファに含まれる国土数値情報のポリゴンの面積を計算させたかったため、XY座標で投影されている平面直角座標(JGD2000)に変換する方がいいと考えたため、緯度経度形式で配布されている国土数値情報のデータを平面直角座標に変換しようと考えた(GPSデータは上記の方法ですでに平面直角座標になっている)。
>>
>> 国土数値情報のデータは、ダウンロードしたサイトによればJGD2000で緯度経度で表現されている。そのため、座標参照系はEPSG:
>> 4612であるJGD2000の測地系であると判断。
>>
>> 1. QGISを立ち上げ、On the Fly投影をOnにし、座標参照系をEPSG: 4612とした。
>> 2. 国土数値情報のshpファイルを読み込んだ。
>> 3. 読み込んだ国土数値情報のレイヤを右クリックし、プロパティからCRSの指定で現在の座標参照系をEPSG: 4612とした。
>> 4. ftoolsのデータマネージメントツールの「新しい投影法へエクスポートする」を選ぶ
>>
>> ここで、前の座標参照系の定義が上手くいっていれば、「Input spatial reference
>> system」の所に、3.で定義した座標参照系(+proj=longlat +ellp=GRS80
>> +towgs84=0,0,0,0,0,0,0 +no_def)←つまりはEPSG:
>> 4612であるJGD2000が入力されているはずなのですが、QGISを再インストールするまではここが空欄になっていました。
>>
>> そのままでも一応新しい投影法へのエクスポートは成功するのですが、緯度経度形式から例えばJGD2000/UTM zone 54N(EPSG:
>> 3100)形式に変換すると、緯度経度の値がそのままメートル(QGISの下部に表示される座標が緯度経度の値のまま)になってしまっていました。
>>
>> このとき考えたのは、「新しい投影法へエクスポートする」のときに、Input spatial reference
>> systemが空欄になっていたことから、座標参照系の定義が上手くいっていないのではないかと言うことです。
>>
>> ですが、昨日QGIS1.4.0をオンラインインストーラーで再インストールしたところ、同じ動作を行ったときに、Input spatial
>> reference systemのところにプロパティで指定した座標参照系が入っていました。ということで、問題が解決しました。
>>
>> 今回の顛末は以上です。お騒がせして申し訳ありませんでした。なぜ再インストールで上手くいったのかわかりませんが、もしも同じような現象が発生している方がいらっしゃいましたら、参考になれば幸いです。今後ともよろしくお願い致します。
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山梨県森林総合研究所森林研究部森林保護科
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