[OSGeoJapan-discuss] Re: QGISの初心者用のマニュアル等の有無について

Toshikazu SETO (MBPro) gr0008sf @ ed.ritsumei.ac.jp
2010年 6月 29日 (火) 20:01:54 EDT


瀬戸です。

QGIS本の書籍化は本当に難しいか、つらつら考えていました。
この間、取り組まれておられるFOSS4G本の内容とかぶらない配慮は必要だと思い
ますが、森さんetalのWebMapping(Mapserver)本、植村さんのGRASS本を始めとし
て売上が比較的好調であること、QGISはより直感的にGISデータの操作・分析が
可能であること、から需要は見込めると私も思います。

手元にあるArcViewをベースにした解説本を幾つか読み返してみましたが、単な
るマニュアルよりも、実際の分析事例を含めバランスよく書かれている、あるい
は実習形式を織りまぜられると読み易いなと思います。

その点、多少贔屓目に見てしまっているかもしれませんが、「図解!ArcGIS―身近な
事例で学ぼう」はArcGISの使用方法を超えたGISの活用事例を取り上げている好例
ではないかと思います。

ここ数カ月間、わからない点について投稿頂いた内容をつぶさに拝見しますと
QGISの操作性はもちろんですが、分析手法・データ(もちろんFOSS4G的なものを
前提)の入手を知りたい!と思われている方が潜在的な面を含めても多いのかなと
も思います。

上記の2冊に加え、OSMについてもこの秋にチュートリアルの第三版が英訳され
出版される予定です。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/1906860114/ref=pd_lpo_k2_dp_sr_1?pf_rd_p=466449256&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=3886277178&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=19Q8Q9BXBBVR5HR0FNB8

個人では難しいにしろ、公開促進費などの外部資金の助けを借りて
出版できるように、研究・活用事例を蓄積していくことも大事かなと
考えています。

PS:昨日朝に送ろうと思ったのですが、色々に追われてしまい今になりました。
昨晩の森さんのご講演+懇親会でも懇談されたのかもしれませんが、書いてしまい
ました。




OSGeoJapan-discuss メーリングリストの案内