[OSGeoJapan-discuss] GDAL development with IDE by CMake

Hiroshi Miura(@osmf) miurahr @ osmf.jp
2017年 10月 18日 (水) 20:58:37 PDT


いわさきさん
みなさん

今朝方の進捗で、WindowsのVisual Studio 2017で読み込んで、
IDEで編集などの開発ができるところまで、すすんだようです。
まだ、コンパイルは通らないですが。。

変更点があり、サードパーティの依存ライブラリのgisinternals.com のSDKのインストール先は
プロジェクトフォルダのlibs/ フォルダに展開してもらうことにしたところ、うまくいきそうです。

よろしくおねがいします。

三浦

On 2017年10月18日 12:52, Hiroshi Miura(@osmf) wrote:
> いわさきさん
>
> ありがとうございます。
> はい、マイクロソフトのVisual Studioのページに行くと、VS2017のコミュニティ版が無料で
> ダウンロードできますので、インストールいただければとおもいます。
>
> そのときに、インストールするオプション機能を選択する画面がありますので、
> CMakeと書かれているものを選択してインストールいただくことになります。
>
> また、GDALのソースのダウンロードでは、githubからわたしの開発版を取得する
> 必要があります。
> https://desktop.github.com/
> から、github desktop ver1.0 をダウンロードしてインストールし、
> これをつかって、 https://github.com/miurahr/gdal から取得頂く必要があります。
> 取得は、新規にクローンするというメニューから実施いただきます。
>
> さらには、依存ライブラリがコンパイルには必要なので、
> http://www.gisinternals.com/sdk.php
> から、最新のSDKの MSVC2017用をダウンロードして、展開する必要があります。
> zipを展開すると、relaease-1911-x64 というフォルダがあるので、
>
> C:\release-1911-x64\
> に配置されることを想定して、CMakeの記載がされています。
>
> VSを起動したら、フォルダを開く というメニューが画面のほぼ中央にありますので、
> それを選択して、github desktopでクローンしたフォルダを選ぶことで、
> テストしたい、開けるか、という試験になります。
>
> ビルド以前に開けるか、というところからですので、
> どんな風になったか、というのを試して頂けるだけでも助かります。
>
> 三浦
>
> On 2017年10月11日 22:08, Nobusuke IWASAKI wrote:
>> 三浦さん,
>>
>> いわさきです.
>> 本件,色々とご対応いただき,ありがとうございます.
>> 正直,ほとんど開発をしたことが無いのでどの程度お役に立てるかは不明なのですが,可能な限りお手伝いをできればと考えております.
>>
>> まずは,Visual Studio 2017をインストールすればいいでしょうか?
>> (すみません,そうした程度から始めることになります・・・)
>>
>>
>>
>> On 2017/10/08 21:53, Miura Hiroshi wrote:
>>> OSMFJ 三浦です。
>>>
>>> GDALの開発に関わったきっかけがありましたので、ビルドシステムの変更にむけた貢献をしたいとおもいました。
>>>
>>> GDALはC++を用いて開発されていますが、各プラットフォームのC++コンパイラにあわせて、ビルドシステムを複数(GNU Make,
>>> NMake/VC++)メンテナンスしています。また、テストについて、全体のコンパイル後に自動テストが実行される仕組みになっています。
>>>
>>> GDALのような大規模なソフトウエアの、C++開発やリファクタリングの生産性を考えますと、インクりメンタルコンパイルや、IDEの適用ができることが必要ではないかとおもいます。
>>>
>>> さて、C/C++におけるIDEといえば、市場にある選択肢は、事実上2つであるとおもいます。一つは、マイクロソフトのVisual Studio
>>> でしょう。VS2017では、最近、CMakeのネイティブサポートがされました。
>>>
>>> https://blogs.msdn.microsoft.com/vcblog/2016/10/05/cmake-support-in-visual-studio/
>>>
>>> もう一つは、マルチプラットフォームで利用できるJetBrainsのCLionです。これは、当初からCMakeをサポートしています。
>>> CMakeは、複数のC/C++コンパイラや開発環境、OSに対応できるビルドシステムです。
>>>
>>> GDALでは、2012年ころにCMakeに移植するプロジェクトがありましたが、その後5年ほど停止していました。
>>>
>>> このような状況を鑑みて、IDEでの利用ができるように、GDALにCMakeサポートを追加することが有効ではないかと考えて、実施してみました。
>>>
>>> https://github.com/miurahr/gdal/commits/compile_with_cmake
>>>
>>> 私のマシンのMint Linux上のCLionを利用したGCCやClangでコーディングやデバッグできるところまで進みました。また、out
>>> of sourceコンパイルができるようになりましたので、諸条件でのテストが効率良くできます。
>>>
>>> 今後、Windowsでの開発環境への対応を行う必要があるのですが、日本のOSGEOコミュニティでは、Windowsを使われている方が多いようですので、ぜひVisual
>>> Studio 2017などで試して協力してほしいとおもいます。
>>>
>>> 今後、GDALの開発コミュニティへチケットをあげて、マージにむけて取り組むことになりますが、ビルドシステムの更新では、さまざまな環境でも動作することが重要です。一人では、全環境での確認や全オプションの選択肢の確認はなしえませんから、みなさんの協力が不可欠です。
>>>
>>> グローバルへの報告/呼びかけに先駆けて、日本のコミュニティに協力要請しました。
>>>



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