Re: [OSGeoJapan-discuss] Re: e:今回の震災で利用されたサービスの事例を知りたい

OSHIMA Hideki oshimapanda @ gmail.com
2011年 4月 25日 (月) 22:57:28 EDT


清野さま、みなさま

地図太郎・MANDARAの長所・短所は、Quantum GISと比べて、という意味でした。
つまり、Quantum GIS(やGRASS)はArcGISやMapinfoのような世界標準のGISソフトに対応するオープンソースソフトですが、地図太郎・MANDARAのようなガラパゴスな国産の簡易GISソフトには対応できているのか、する必要があるのか、ということを言いたかったです。


2011年4月26日10:25 Yoichi Seino <say.no00 @ gmail.com>:
> 清野です。
>
> こんな苦言を呈するのはヨゴレ役になるので、はっきり言えばイヤなのですが…
> 地図太郎もMANDARAもフリー(もちろん「自由」という意味です)ではないですし、地図太郎にいたってはオープンソースでもありません。
>
> 使えるモノは使ったらええやんということかもしれませんが、
> この場やOSGeo財団という団体の性格もよくお考え戴けると幸いです。
> # こういったソフトをフリー/オープンソースにしてもらえるよう働きかけていこう、という話ならいいと思いますが…
>
> まだまだ日本では「フリー」を「無料」だと考えている人が多いことに落胆することしきりです。
> ましてやOSGeo財団の中にも…。
>
> # ちなみに、MANDARAはウォッちずの表示機能も付いたんですね。カシミールにもありますが、これで閲覧以上のことをする人がまた増えそうで心配です…。
>
> あえてラディカルな事を言わせていただきました。
>
> 失礼致します。
>
>
> On 2011/04/25, at 23:34, OSHIMA Hideki <oshimapanda @ gmail.com> wrote:
>
>> 山田さま、岩崎さま、みなさん
>>
>> 地図太郎
>> 長所:
>> ・ポイント・ライン・ポリゴンに写真を結び付けることができ、写真をマップ上に5〜6枚同時に表示できる。
>> ・ウオッちずを読み込める。次期バージョンでは電子国土も読めるとか。
>> ・基盤地図情報(GML)を直接読み込める。
>> ・属性ファイルがcsv。
>> ・プログラム本体が3MBぐらい
>> ・HDDやUSBにコピーすれば、インストールなしでそのまま使える。
>> ・小学3年生でも使える。
>> 短所:
>> ・ワールドファイルがないと画像を読めない。Geotiffでもワールドファイルがないとだめ。
>> ・ライセンスが有償(¥3,500)。
>>
>> MANDARA
>> 長所:
>> ・無料
>> ・年月日を指定すると、その日現在の市町村ポリゴンが表示される。
>> ・市町村・都道府県・国のポリゴンがデフォルトでついている。
>> ・属性ファイルがcsv。
>> 短所:
>> ・ポイント・ライン・ポリゴンを追加できない(ので、避難所マップ、不通区間マップなどをつくれない)。
>> ・画像を読めない。
>> ・UIが(機能も)GISというよりもExcelに近い。
>> ・レイヤを3枚以上重ねられない。
>>
>> こんな感じです。
>>
>>
>>
>> 2011年4月21日18:30 YAMADA,Yasuharu <yamaday @ affrc.go.jp>:
>>> OSGeoな方:
>>>
>>> (2011/04/21 10:39), Shintaro GOTO wrote:
>>>> 立正大学の後藤です。
>>>>
>>>
>>> 日本地理学会サイトで
>>> http://www.ajg.or.jp/disaster/201103_Tohoku-eq.html
>>> 東京カートグラフィックさんが販売している「地図太郎」ソフトを
>>> 無償提供されているのを今回の震災用に利用マニュアルを作って
>>> 公開している先生がいらっしゃるようです。
>>> http://itochiriback.seesaa.net/article/190648340.html
>>> http://itochiriback.seesaa.net/article/191018748.html
>>> http://itochiriback.seesaa.net/article/192612679.html
>>> http://itochiriback.seesaa.net/article/191999367.html
>>> 現地に入る前に地図を組み込んでから被災地入りすれば
>>> 電源、パソコンとプリンタがあれば、ネットが無くても
>>> 使えそうです。
>>>
>>> もともと「地図太郎」は、旧自治省過疎化対策室が過疎地域の
>>> 村作り、地区力点検のために1000万円くらいかけて開発した
>>> ソフトウエアが元になっており、以前はカートグラフィック社の
>>> 商品版と無料配布の自治省版がありました。
>>> つまり、財務省系の(財)日本システム開発研究所の諸橋さんが
>>> 開発の元を作っていたのが、外注先のカートグラフィックさんが
>>> その後商品として機能を追加しているのでしょう。
>>> http://www.tcg.co.jp/gakusai/gakusai6/604.html
>>>
>>>
>>> Windows版で軽いソフトなので、地図データさえ入っていれば、
>>> ネットから切り離しても使えるのではないかと思います。
>>>
>>> 後藤先生のところでも「MANDARA」というソフトウエアを配布して
>>> らっしゃったように記憶しています。
>>> こちらの活用はいかがなんでしょう?
>>>
>>> -------------------------------------------
>>> Yasuharu Yamada
>>> Chief Researcher,
>>> Research Project for Resources Information Technology,
>>> NIRE, NARO Japan
>>> yamaday @ affrc.go.jp
>>> http://nkk.naro.affrc.go.jp/
>>> ----------------------------------------------------------------------------------
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>>> OSGeoJapan-discuss @ lists.osgeo.org
>>> http://lists.osgeo.org/mailman/listinfo/osgeojapan-discuss
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>> 大島英幹
>> 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科
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