Re: [OSGeoJapan-discuss] gdalwarpのサンプリング方法について

Nobusuke Iwasaki wata909 @ gmail.com
2011年 1月 26日 (水) 18:54:19 EST


今木さん、皆さん

岩崎です。
もしかしたらファイルとか、投影変換するときに特有の問題かと思って、別のファイルで同じようなことをやって確認しました。
使ったのはASTERのGDEMで、場所は富士山周辺。投影法をWGS84からJGD2000 UTM54にgdalwarpを使って変換しました。
環境はWin7 64bit&gdal 1.7.3です。

結果に関しては、以下の通りです。
bilinear:  http://twitpic.com/3toxb3
lanczos: http://twitpic.com/3toxls
cubic: http://twitpic.com/3toxdm
cubicspline: http://twitpic.com/3toxg8
near:  http://twitpic.com/3toxnv

ということでこちらの場合ではbiliniarとcubicで見られませんが、それ以外のものでは線が見られました。

で、ここから先は想像なのですが、これはしかたないのかなと思います。
とくにwarpの時にnearを使うと、変換された先の値は、変換元のデータのうち、最も近いセルの値がそのまま入ります。
この時に変換と元と変換先が1対1にならずに、多対1になる可能性があります。
そのためhillshadeを計算すると、複数のセルに同じ値が入った場所の近くでこういう線が出来るのではないかと思います。
ただ、いまきさんの場合で線が出る変換方法と、こちらの方法で線が出る変換方法に違いが見られるのが、ちょっと気になりますが。


2011年1月26日6:17 Hiroo Imaki <hiroo @ angeli.org>:
>
> 皆様、
>
> 今日は、GDALのgdalwarpを使った投影法変換の際のサンプリング方法について質問したくてメールしました。GDALはバージョン1.7を、OSはウィンドウズ7で使っています。
>
> ワープした際に選択するサンプリングの方法にはnear, bilinear, cubic, cubicspline,
> lanczosがあるのでnearを除く4つの方法で10mDEMを再投影したあと陰影図を作ってその結果を比較しているのですが、cubic,
> cubicspline, lanczosを使うと陰影図上に斜めの線が入ってしまうのですがそのような経験をされた方はいますか?
> ちなみに以下のコマンドでlanczosで再投影は行いました。他のサンプリング方法では-rオプションとターゲットファイル名を変えただけです。
> >gdalwarp -s_srs EPSG:4269 -t_srs EPSG:3005 -r lanczos test_dem.tif test_dem3005_near.tif
> >gdaldem hillshade test_dem3005_lanczos.tif test_dem3005_lanczos_hill.tif
>
> 私の予測ではbilinear, cubic, cubicspline,
> lanczosの順に画像が鮮明でより質のいい再投影ができると思ったのですが陰影図に出る斜めの線描きになります。原因を知っている方がいたら教えていただけないでしょうか?添付ファイルとしてそれぞれの方法で作った陰影図をつけました。もし添付の画像がついていなかったら以下のディレクトリで画像が見れるようにしておきました。
> http://test.hiroo.webfactional.com/project/osgeo/
>
> よろしくお願いします。
>
> いまき
>
> --
> Hiroo Imaki
> hiroo @ angeli.org
> http://www.geopacific.org
>
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