[OSGeoJapan-discuss] 被災地空中写真幾何補正について 3/16
Nobusuke Iwasaki
wata909 @ gmail.com
2011年 3月 15日 (火) 18:16:55 EDT
みなさま
岩崎です。
様々なコメント、ご協力ありがとうございます。
提供されるデータが簡易オルソ補正されたものも出てきているようなので、その辺も含めて状況をまとめたいと思います。
長文になりますが、ご一読下さい。また、ご意見、コメントをよろしくお願いします。
○今後の基本的方針について
・簡易オルソ補正されたデータが提供され始めましたので、他の地域についても遠からず同様のデータが提供されるものと思われます。ただ、その時期がいつになるか分からないので基本的に今の作業方針で続けていければと考えています。(ただ、ある意味で二度手間になってしまうかもしれません・・・)
・現在石巻の作業が進められていますが、Bingマップで仙台市、名取市、松島湾、東松島市、石巻漁港の周辺地図が見られるようになっているようです。ですので、可能であれば他の地域(もっと北の気仙沼・大船渡、もしくは南の南相馬など)を対象に作業を進めていければと思います。
・なお、地理院様で公開されている簡易オルソ補正されたjpg画像のGeoTiffファイルへの変換方法について、方法をご存じな方がいらっしゃったら、教えて頂ければと思います。おそらく、gdal_translateでいけると思うのですが、そこまで確認できませんでした。(これから、ちょっと確認してみます。)
○位置リファレンスの情報について
・位置リファレンスの情報取得ですが、GoogleMapでは私的利用を除いて二次使用が基本的に禁止されています。
地図から幾何補正のためのGCPをとるのが二次利用に当たるのかどうか、私自身は分からないのですが、小海を考えて行っている作業なので、GoogleMapを使うのは避けて下さい。
・国土地理院では「当面の間、東北地方太平洋沖地震災害に関連する測量成果については、出典を明示することで申請を省略して複製・使用することを許可いたします。」とありますので、例えば基盤地図情報WMS配信サービスや、地図閲覧サービス(ウォッちず)などを利用して下さい。
・基盤地図情報WMS配信サービス
http://www.finds.jp/wsdocs/kibanwms/index.html.ja
・地図閲覧サービス(ウォッちず)
http://watchizu.gsi.go.jp/
○データのアップロードについて
・WMSでの公開の準備をして頂いている防災科研様から、ファイルを圧縮してアップロードして欲しいとの要請がありました。出来るだけ、圧縮してアップロードして頂くよう、ご協力をお願いします。
・また、個別ファイルのアップロード以外に、各コースの作業者の方は、作業完了したファイルを一括して古川さんが管理されているミラーサーバーにアップロードして下さい。FTPサイトのアドレス、アクセス方法については、古川さん、アナウンスアナウンスお願いします。
・応用技術の林さんが保管用のストレージを準備されているとの話しがありましたので、利用可能になったらそちらの方をご利用下さい。林さん、吉田さん、アナウンスの方、よろしくお願いします。
○以下、作業メモの改訂版になります。ご確認下さい。
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被災地空中写真幾何補正作業に関するメモ 改定案4
《補正した画像については、どなたでも利用できるように公開します。》
●元画像の取得等
幾何補正対象となる画像はjpg形式で、国土地理院のサイトからダウンロード出来ます。
http://saigai.gsi.go.jp/photo_h23taiheiyo-hr/photo/index.html
【元画像のミラー】ファイル名が元となるものと少し違っていますので、お気を付け下さい。
http://www.flickr.com/photos/53691961@N03/sets/72157626132299003/
【画像の代表点の座標】
http://d.hatena.ne.jp/hfu/20110314
【全体の撮影コース等】作業を開始する際の場所の選定等にご利用下さい。
https://picasaweb.google.com/110909102807689329773/lJZrIH#
【コースおよび写真ファイル名の一覧表】
https://spreadsheets1.google.com/ccc?key=tluV7n6JqDekKoesHfHQt6Q#gid=0
●作業の管理について
Googleドキュメントのスプレッドシートで作業の進行状態を管理しています。コース毎にシー
トに作業状態を書き込んで下さい。
【作業進行状態管理シート】
https://spreadsheets2.google.com/ccc?authkey=CIHxpKEJ&hl=ja&key=tvvrrv1nGAnlUF6Uus4_zwg&hl=ja&authkey=CIHxpKEJ#gid=8
●新しく始める場合
重複を避けるために撮影コース毎に一人の人が担当して作業を進めることを基本とします。
新たに加わる人はメーリングリストに一声かけて下さい。
例(○○参戦します!コース:×× ファイル名:**-**)
出来れば、気仙沼などの北側か、南相馬等の南側の地域を作業して下さい。
何か間違ってれば誰かがきっと指摘してくれます。
【新しくコースを始める場合】
・コース等の情報をメーリングリストに投げて下さい。
・スプレッドシートのフォーマットは以下のようになっています
A B C D E F G H
ID original name tiffname URL Hi-speed mirror editor
place comment
シートには、幾何補正後のファイル名、アップロード先のアドレス(下参照)、編集者を記入して下さい。
なお、作業を始める際にも、編集者欄に名前を書き込んで下さい。
陸域が少ない等で作業を中止した場合、その理由をcommentに記入して下さい。
●幾何補正について
・測地系:WGS84の緯度経度座標系(LatLon)
・出力形式:GeoTiff
・精度よりも速度を重視して下さい。(GCPは最低4点でOK,道路などわかりやすいところが多ければもっと)
【リファレンスマップ】
今後公開することも考えて、以下のサイトまたは、地形図等を利用して下さい。
・基盤地図情報WMS配信サービス
http://www.finds.jp/wsdocs/kibanwms/index.html.ja
・地図閲覧サービス(ウォッちず)
http://watchizu.gsi.go.jp/
*変換するためのパラメータについては、特に定めません。一般にはリサンプリングが最近傍かキュービック、
変換方法が多項式1または2かと思います(QGISの場合)。
●幾何補正済のファイルの共有
・適当なファイル共有サービスにアップロードして,そのURLを進行状態管理用のスプレッドシートに記入して下さい。
幾何補正済みの画像はサイズが大きくなるので、出来れば圧縮してアップロードして下さい。
・アップロード先については、高速のサーバーが準備できしだいアナウンスします。
・各コースの作業者は、古川さん(furushare @ gmail.com)に連絡して、ミラーサーバーにもアップロードして下さい。
ファイル共有サービスの参考
・http://firestorage.jp/
●気がついたこと
・隣り合う画像の大部分がオーバーラップする場合があります。一枚飛ばしでも面的にカバーすることが可能で
あれば飛ばして作業をして下さい。
・海岸線沿いで陸域の面積が狭い場合、どうしても幾何補正が難しい場合があります。その場合は、次の部分に
行って下さい。
・元の画像は南北逆になっている場合があります。その場合は、画像を反転させてから作業をした方が効率的か
もしれません
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