[OSGeoJapan-discuss] 農環研公開セミナーとGISワークショップのお知らせ
Nobusuke Iwasaki
niwasaki @ affrc.go.jp
2012年 10月 16日 (火) 23:42:34 PDT
= = = 転 載 自 由 で す = = =
みなさま
農業環境技術研究所の岩崎です。
重複の際は,ご容赦下さい。
10月23日,24日に以下の通り,公開セミナーと統計GISワークショップを開きます。
http://www.niaes.affrc.go.jp/rplan/library/seminar/info.html
今回は当所のスプレイグ上席研究員の発表とともに,OSGeo財団日本支部の招き
でFOSS4G Tokyo/Osakaのために来日するPaolo Cavallini博士に,せっかくの機
会なのでセミナー発表「生態系保全研究のためのQGIS」(10/23)とその内容に
ついて実際に実習を行うQGISハンズオンセミナー(10/24)行って頂く事としま
した。
また,23日にはつくばセンター周辺で,Cavallini博士を囲んでの懇親会を予定
しております。
ぜひとも多くの方にご参加頂ければ幸いです。統計GISワークショップと懇親会
に参加希望の方は,私までご連絡頂きますようお願いします。
なお,当所では所内に入るために玄関での受付が必要になります。
以下,詳細になります。
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○生態系計測研究領域セミナー
下記の要領にて、第4回生態系計測研究領域セミナーを開催いたします。今回
はイタリアのQuantamGIS(QGIS)の開発運営委員で、GIS技術を用いた生態系保全
研究者のPaolo Cavallini氏とデイビッド・スプレイグ上席研究員による、GISを
用いた生態学研究の話題提供です。また翌24日(水)には、Cavallini氏によるよ
り詳しいQGISハンズオンを統計GISセミナーとして開催いたします。そちらも併
せて、皆さまのご参加をお待ちしております。
日時:10月23日(火) 13:15より *2、3時間程度を見込んでいます
場所:大会議室(295)
講演者:デイビッド・スプレイグ上席研究員
演題:伝統的農業環境の景観構造のGIS解析
概要:地図ベースで農業環境の景観構造を解析する手法は様々なGISソフトによ
り多数提供されているが、研究者が特定の土地利用の配置を前にして、どのよう
なテクニックを選択するかは研究の目的によって異なる。距離関係が研究の目的
の場合、ポリゴンや点などのフィーチャー間距離を解析することが定番の方法だ
が、さらにクラシックな手法にバッファーがある。しかし、最も古いGISテク
ニックの一つであるにもかかわらず、バッファーをもとに行う解析の可能性は未
だに研究者によってフルに活用されていないようにも思われる。このセミナーで
は、迅速測図を題材にバッファーベースの方法で茨城県南部の調査地における土
地利用の空間構造を明らかにする解析を紹介しながら、バッファー解析のメリッ
トとデメリットについて考察する。
講演者:Paolo Cavallini 氏
演題:生態系保全研究のためのQGIS
概要:QGISにはよく知られたデータビュアーとしての機能以外にも、最終的なプ
レゼンツールとしても、マッパーツールとしてのウェブGISサーバー、クライア
ントとしての機能も備えている。またアンドロイドとの連携やアプリ(Qmap)を利
用したデータ収集なども行え、データ解析、モデリングという最も重要な作業も
可能である。さらにはプラグインを開発することで、さらに自由に機能を拡張し
ていくことができる。本セミナーではQGISが生態系保全研究の、データ収集から
解析、成果物のプレゼンにまで幅広く使えるツールであることを示す。本講演は
QGISで実演しながら行う予定である。
詳細:
Quantum GIS for conservation
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:Author: Paolo Cavallini
:Copyright: Creative Commons BY-SA-NC
cavallini @ faunalia.it +39-348-3801953 http://www.faunalia.it
Dunring the seminar, the many facets of Quantum GIS usage for
conservation will be outlined:
QGIS as a data browser: methods to access many different data sources,
both local and remote, will be described
QGIS as a data presentation tool: many capabilities for the production
of final cartography, printed or in pdf, will be described, including
the advanced symbology and the new labelling functions, and mass map
production
QGIS as a web mapper: a less known function of QGIS is its capability as
a webgis, both server and client side; a function for the automatic
publishing of web mapping will be shown
QGIS as a data collection tool: various approaches to the problem of
field data collections will be shown, including the interface
customization, the Android porting, and the new Qmap application
QGIS as a development environment: one of the major advantage of QGIS it
the ease with which the program functions can be extended by developing
plugins; its advantages and methods will be briefly sketched
Analyses in QGIS: for conservation work, the ability of analizing and
modelling data are of paramount importance; the various options offered
by QGIS will be shown.
All examples will be shown directly on a running instance of QGIS.
○統計GISセミナー(QGISワークショップ)
下記の要領で、統計GISセミナーを開催いたします。Cavallini氏はQuamtamGISの
開発運営委員としてご活躍をされており、講演は、QGISの基礎から応用までの
様々なテクニックの紹介がなされます。QGISを既に利用されたことがあるかたは
インストールされたPCをお持ちになることをおすすめします。皆さまのご参加を
心よりお待ちしております。
日時:10月24日(水)10:00〜15:00(12時より1時間休憩)
場所:547会議室
講演者:Paolo Cavallini氏(QGIS開発運営委員)
演題:QGISハンズオンセミナー
要領:QGISにはデータブラウザ、マッパーツール、ディベロッパーなどの様々な
側面があるが、本セミナーでは特にQGISを用いたデータ解析、モデリングの機能
について、基礎から、かなり踏み込んだ応用的な手法まで幅広く紹介する。ま
た、実際のQGIS利用者からの質問、要望に応えるための時間も設けたい。
本セミナーはQGISを実際に扱いながらのほうがより充実したものとなると思いま
す。QGISのインストール、基本的な操作方法については、岩崎亘典主任研究員の
ウェブページ(http://cse.niaes.affrc.go.jp/niwasaki/QGIS/)に過去の統計
GISセミナーでの資料がございますので、そちらも参考にしてください。
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岩崎 亘典
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Nobusuke IWASAKI Ph.D., Researcher
Ecosystem Informatics Division
National Institute for Agro-Environmental Sciences
3-1-1, Kannondai, Tsukuba-shi,
Ibaraki-ken 305-8604, JAPAN
Tel / Fax 81-29-838-8226 Email: niwasaki @ affrc.go.jp
Website http://cse.niaes.affrc.go.jp/niwasaki/
岩崎 亘典
(独)農業環境技術研究所
生態系計測研究領域 主任研究員
〒305-8604 茨城県つくば市観音台3-1-3
【歴史的農業環境閲覧システムを公開中です】
http://habs.dc.affrc.go.jp/
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