[OSGeoJapan-discuss] GNSSレシーバのNMEA-0183フォーマット出力について

Hiroshi Miura(@osmf) miurahr @ osmf.jp
2014年 8月 21日 (木) 01:30:56 PDT


三浦%OpenStreetMap Japanなです

いまさらですが、準天頂衛星みちびきQZSSのご利益を生かした
OSMのマッピングをしたいと思い、GPS+GLONASS+QZSS(+Beidou+Galileo)
のレシーバーをAndroidで使えるようにするソフトを書いています。

https://github.com/miurahr/bluegnss4osm

その中で疑問が出てきましたので、ジオな専門な方のアドバイスを
いただければと思います。

NMEA-0183フォーマットについてです。
おそらくLSIチップのメーカーによって異なるのだと思いますが、
GalileoやQZSSの情報を出力するときのPRN
(Pseudo Random Number)が異なるようです。

Nexus7(2012)のBCMチップによる出力では、
みちびきは QZGSVセンテンスで1番衛星と
して出力されます。一方、MediaTek (MTK)のMT-3333を
使ったあるレシーバでは、GPS衛星
として、GPGSVセンテンスで193番として出力されます。

NMEA-0183では、GNGSAセンテンスにより、
FIXに使用される衛星一覧がPRN番号で出力されますが、
GNGSAセンテンスで出力されるときは、PRNは
ユニークな番号という扱いのようで、たとえばGPS1番衛星と
QZSS1番衛星が逢った場合は区別できないようです。

GPSとGLONASSでは、割り当てられる番号がGPS1−32、
GLONASS65−99と住み分けています。
一方、SBAS(WAASなど)では、NMEAの衛星番号が33-71
とGLONASSとかぶっているようにも
見えます。又、SBASのNMEAの衛星番号は、
実際のPRNから−87シフトした番号を出力
するような規格になっているようです。

ネット検索の範囲では、このあたりの仕様が
結局どうなっているの?というのが
よくわからない状況となりました。

マルチGNSS時代のGPS/GNSSの情報処理にあたって、
各衛星やチャネル等を識別するときに、何を拠り所に
すればいいのでしょう?

三浦



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