[OSGeoJapan-discuss] 【教えて下さい】等高線(等深線)を考慮したバッファについて
sgw00412 @ nifty.com
sgw00412 @ nifty.com
2014年 12月 28日 (日) 21:57:45 PST
岩崎様、皆様
早速のアドバイスありがとうございました。
書き方がまずかったのですが、「1000m下ったとき」=「1000mの距離を地表面に沿っ
て下ったとき、到達する場所」を知りたい・・・ということなのですが・・・。
たとえば、Esriのspatialanalystには、まさしくその通りの説明がありました。
「さらに Spatial Analyst エクステンションでは、地図上での直線距離だけでなく、
数値標高(DEM)データを使用し、地形の起伏に沿った距離も求めることができます。
」
http://blog.esrij.com/arcgisblog/2014/04/arcgis-spatial--25dc.html
ところが・・・私は、特定の海岸線から山岳に向かって(たとえば1000m歩いたときに
)到達する場所を線で結んで・・・と考えていたのですが、スタートとなる海岸線がラ
インだから「どの方向に向かうのか」を一義的に決めないと駄目ですね。そうか・・・
結構難しそうですね。
ありがとうございました。頂いた情報も参考にもう少し考えてみます。
島田@気象協会
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単純に1000m下ったときというのであれば、ラスタベースの処理になりますが、標高の
差分をとるという手があると思います。
もう一つは、累積コスト距離という分析方法があります。
たとえば、土地利用や地形に対して移動のしにくさを表すコスト値を指定して、分析す
る方法です。
GRASS GISでは、r.costコマンドとして実装されています。
http://grass.osgeo.org/grass64/manuals/r.cost.html
以下、サンプルなのですが、まず、分析に使ったDEMになります。
https://www.dropbox.com/s/w9y4yjt46issvs4/img1.png?dl=0
つぎに、単純に距離を使った場合のラスタになります。
https://www.dropbox.com/s/1kbfaasv90iurel/img2.png?dl=0
こちらが、傾斜を超す土地として使った場合の結果になります。
https://www.dropbox.com/s/rlqeawrgcwxssq7/img3.png?dl=0
平坦なところで相対的に近く、急傾斜のところで遠くなっています。
ただ、標高差は考慮されていませんし、傾斜と行っても角度だけなので、登り・下りの
方向は考慮されていません。
r.walkというコマンドもあるのですが、使ったことがないので、ちょっと細かいことは
分かりません。
http://grass.osgeo.org/grass64/manuals/r.walk.html
参考になれば、幸いです
----- Original Message -----
>Date: Sat, 27 Dec 2014 07:38:20 +0900 (JST)
>From: sgw00412 @ nifty.com
>To: osgeojapan-discuss @ lists.osgeo.org
>Subject: 【教えて下さい】等高線(等深線)を考慮したバッファについて
>
>
>島田です。
>
>本年も大変お世話になりました。
>
>年末の慌ただしい中、申し訳ないのですが、ご存じでしたら、ご教授下さい。
>
>バッファを作成するとき等高線(あるいは等高線)を考慮することは可能でしょうか
?
>
>通常、バッファは点、線、ポリゴンを対象とし、そこから「水平距離」として作成さ
れ
>ます。
>
>でも、山頂から1000mほど下った時の到達位置・・・・とかを考えると、水平距離では
>なく、等高線を考慮したほうが良いと思います。。。。ので、このあたりを反映して
く
>れるようなバッファ作成ツール(あるいは考え方)をご存じないでしょうか・・・?
>
>島田泰夫@気象協会
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