[OSGeoJapan-discuss] 基盤地図情報数値標高(GML)の変換結果について

Minoru Akagi akaginch @ gmail.com
2015年 4月 28日 (火) 19:39:13 PDT


岩崎さま

山地地域の地形データを使ってr.geomorphonモジュールを試してみましたがラスタデータを構成する下位のメッシュの境界部で地形分類結果がおかしくなっているといったことは見られませんでした。図郭部が地形分類結果に斜面として表れたというのは平野の地形データでしょうか?

ちなみにご指摘の誤差についてはデータ変換ソフトで標高値を4バイト(32ビット)の浮動小数点数型の変数に格納したり、このデータ型のGeoTIFFファイルに保存したりするために生じる誤差です。Pythonでは次のようにすればこの誤差が生じることを確認することができます。

>>> import struct
>>> a = 439.40

# 数値を32ビット浮動小数点数バイト列へ変換
>>> b = struct.pack("f", a)
>>> b
'3\xb3\xdbC'

# 数値へ戻す
>>> struct.unpack("f", b)
(439.3999938964844,)

この誤差はごく小さいので、境界部の分類結果がおかしい原因がこれだとは言えないのではないかと個人的には思います。

赤木実

2015年4月24日 17:53 Nobusuke Iwasaki <wata909 @ gmail.com>:
> リストの皆様
>
> いわさき@OSGeo.JPです。
> 基盤地図情報数値標高(GML)の変換について、質問があります。
>
> このデータを変換するためのツールとしては、
> ・基盤地図情報数値標高(GML)対応テスト版GDAL
> http://lists.osgeo.org/pipermail/osgeojapan-discuss/2014-January/002044.html
>
> ・基盤地図情報 標高DEMデータ変換ツール
> http://www.ecoris.co.jp/contents/demtool.html
>
> ・fgddemImporter (QGISプラグイン)
> http://space.geocities.jp/bischofia_vb/qgis-plugins/fgddemImporter/
>
> などなどあります。
> 先日、このツールを使って10m DEMを変換し、GRASS7
> のr.geomorphonで分析したところ、図郭の境の部分に斜面があるという結果が出てしまいました。
>
> 気になって確認したところ、国土地理院から公開されている基盤地図情報変換ツールを使って変換したshpファイルの標高と、DEMの標高が本当に微妙に(0.0001mmのオーダーで)ずれていることが分かりました。
> 以下、参考のスクリーンショットです。
> https://www.dropbox.com/s/77g1ega1add4r9l/img.png?dl=0
>
> おそらく、変換に使っているgdalが原因だと思うのですが、どなたか同じような問題にあたった方はいらっしゃいますでしょうか?実質的な解決としては、ラスタを100倍して整数値にすればいいと思いますが、少々気になりました。
> 何か情報がありましたら、提供頂ければ幸いです。
>
> よろしくお願いします。
>
> --
> 岩崎 亘典
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> http://lists.osgeo.org/mailman/listinfo/osgeojapan-discuss


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