[OSGeoJapan-discuss] GDAL development with IDE by CMake
Miura Hiroshi
miurahr @ osmf.jp
2018年 1月 26日 (金) 20:09:24 PST
沖さん
みなさん
OSMFJ三浦です。
vcpkgに入っているgdalのコンパイルレシピでは、限定的な依存ライブラリのみが
組み込まれるようになっているようです。
また多くのgdalが依存するライブラリは、まだvcpkgで対応していないようです。
さて、vcpkgにGDALが依存している libspatialiteのportがあったので、
日本語Windows 10で、 vcpkgでビルドしようとしましたが、エラーになりました。
これは、Visual Studio/Visual C++が 日本語環境のWindowsでコンパイルするときに、
libspatialiteにふくまれるutf-8で記述され、ウムラウトの文字がはいっている文字定数を
処理するときに、SJISコードで表現できない文字であるために、異常を起こして、
エラーになるためです。
https://github.com/Microsoft/vcpkg/pull/2659
その修正をvcpkgに投稿したので、報告します。
今後、libspatialiteをふくめ、rasterlite2など色々なライブラリをvcpkgに移植する
必要がありそうで、そしたら、gdalのコンパイル確認がVCPKGによる
パッケージを用いて充分にできるようになるとおもいます。
もし協力できそうな方がありましたら、ぜひ開発してPRを送るなどで
参加してください。
つぎのGDALが依存するライブラリのvcpkgのビルドレシピが
追加で必要だと思います。
rasterlite2, libgeotiff, sqlite3-pcre, libcharls, libkea, tiff5
libgmp, libnetcdf, libhdf4, libepsilon, libgta
など
>> 2017年12月6日 15:50 OKI Miyuki <oki @ hunes.co.jp>:
>>> 沖です。
>>>
>>> C++ Advent Calendar に参加したら、
>>> http://grayhole.blogspot.jp/2017/12/msvcoss.html
>>> Visual Studio 2015 以上だと
>>> vcpkg というツールを使ってライブラリがビルドできるようです。
>>>
>>> 世界中から続々と構築されてまして、
>>> https://github.com/Microsoft/vcpkg/tree/master/ports
>>> ここの中を見ると、gdal も含まれています。
>>>
>>> て事で、ほぼ解決なんじゃないかと?
>>
>> 少し考えを改めました。GDALのビルドシステムの改善を行っていますが、依存するライブラリを
>> どのように持って来て、それに対して、どのようにConfigureするか、すこし困っていました。
>> LinuxのAPTやYUM, Mac OS XのBrewに相当するものが、Windowsだとなんだろう、
>> Chocoなのか、NuGetなのか。でも、OSS系のライブラリがないぞ、、、と。
>>
>> vcpkgというのは、この課題に対する答えになりそうです。
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